プレスリリース

WOWOW×ソニー・ピクチャーズ×米アニメ配信大手クランチロール、3社共同での大型オリジナルアニメ製作プロジェクトがスタート!第1弾は、冲方 丁原作「ばいばい、アース」

2022/11/17 10:14

リリース提供:株式会社WOWOW

株式会社WOWOW(本社:東京都港区、 代表取締役 社長執行役員 田中 晃、 以下「WOWOW」)は、 株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(本社:東京都港区、 代表取締役 冨田 みどり、 以下「ソニー・ピクチャーズ」)、 Crunchyroll, LLC(本社:米ロサンゼルス カルバーシティ、 プレジデント:ラウール・プリニ、 以下「クランチロール」)と共同で、 大型オリジナルアニメ製作プロジェクトをスタートいたします。

ソニー・ピクチャーズは、 世界的メジャースタジオであるSony Pictures Entertainment(本社:米国、 以下SPE)の日本支社として、 『スパイダーマン』『バイオハザード』『ヴェノム』『キングダム』などの大作シリーズを含む映画のほか、 「グッド・ドクター 名医の条件」などのTVドラマシリーズを配給しています。 クランチロールは、 SPE傘下のアニメ配信サービスで、 日本国外世界200以上の国や地域でコンテンツ配信を行ない、 広告モデルによる無料配信のほか有料配信、 イベント、 劇場版アニメ、 ゲーム、 グッズ、 マンガ出版を通してアニメコミュニティを創出する世界最大級のプラットフォームです。

今回の3社間のパートナーシップによって、 各社がこれまで蓄積したノウハウや知見を生かしながら、 ドラマ性が高く日本および世界中で広く楽しんでいただける魅力的なTVアニメシリーズの企画開発・製作を共同で行ないます。 そして、 WOWOWでの放送・配信に加え、 ソニー・ピクチャーズ、 クランチロールと連携して、 北米・欧州・アジア全域を中心とした200以上の国や地域への海外展開とともに、 映画、 ゲーム、 グッズ化などの多角展開や、 ファンとのコミュニケーションの場を創出する体験型コミュニティ施策などを行なってまいります。

そしてこのたび、 3社共同製作第1弾として冲方 丁原作のアクションファンタジー「ばいばい、 アース」のアニメ化が決定しました。 直木賞ノミネート、 本屋大賞のほか数々の賞を受賞し実写映画化もされた「天地明察」の原作者であり、 WOWOWオリジナルアニメ「シュヴァリエ」、 アニメ映画『マルドゥック・スクランブル』の原作・脚本や、 「攻殻機動隊 ARISE」のシリーズ構成・脚本を務めるなど幅広い分野で活躍する冲方 丁の原作をもとに、 自らのルーツを探す主人公ベルの戦いと冒険が壮大なスケールで描かれます。

全世界に向けた高品質なアニメ作品を展開していく3社の今後のパートナーシップにぜひご注目ください。

株式会社WOWOW 代表取締役 社長執行役員 田中 晃 コメント

世界を代表するコンテンツメーカーでありディストリビューターでもある、 ソニー・ピクチャーズ、 クランチロールとのコラボレーションをうれしく思います。 日本のアニメは、 国内にとどまらず海外のユーザーも注目する映像コンテンツです。 品質への徹底的なこだわりとともにオリジナルコンテンツを製作してきたWOWOWと、 数々の大作映画や話題のドラマを提供してきたソニー・ピクチャーズ、 そして作品に適したマーケティングでファンコミュニティの創出に長け、 欧米を中心とした海外のアニメファンに大きな影響力を持つクランチロールとの共同製作によって、 今後開発していく作品が世界中のファンに力強く届くことを期待しております。 第1弾は、 冲方 丁さん原作の「ばいばい、 アース」です。 この壮大なスケールのファンタジー大作の魅力をアニメならではの世界観で表現し、 国籍や言語、 年齢を問わず多くの人に感動を届け、 末永く見続けてもらえる作品作りを目指してまいります。

株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 代表取締役 冨田 みどり コメント

オリジナルコンテンツを多く持つWOWOWと、 初めてアニメ製作でコラボレーションし、 作品をお届けできることをうれしく思います。 「ドラマW」をはじめ、 これまで話題の原作を高品質で映像化してきた実績のあるWOWOWとの共同製作には、 アニメにおいても良質で独自性のある作品を贈り出せると、 非常に期待を寄せています。 また、 クランチロールとは「クリエイティビティとテクノロジーの力で、 世界を感動で満たす」というソニーグループのPurpose(存在意義)に基づき、 協業を継続して行なっています。 本プロジェクトは、 WOWOWと企画段階から 世界展開を見据えた作品製作を行ないますので、 このグループシナジーを最大限発揮し、 国内のみならず世界中へ作品を届け、 作品をより深く楽しんでいただくための取り組みを行なってまいります。 クリエイターが作品を通じて世界とつながり、 世界中の方に感動を届けるきっかけを増やしていければと思っています。

Crunchyroll, LLC プレジデント:ラウール・プリニ コメント

アニメファンは、 新しい世界を見つけるのが大好きです。 WOWOWとソニー・ピクチャーズとのパートナーシップにより、 新しい冒険を世界のアニメコミュニティに届けることができます。 素晴らしいパートナー各社と、 世界のファンが好きにならずにはいられない作品を一緒に製作し、 またそれをサポートできるのがとても楽しみです。

原作者:冲方 丁 コメント

このたび「ばいばい、 アース」がアニメ化されるとの報せに、 著者として大変嬉しく思っております。 本作は私にとってデビュー後第一作にあたり、 最も情熱と体力がみなぎっていた頃の作品です。 我ながら執拗なほどに「異世界」を構築することにこだわり、 生態系すらこの世界とは異なる場所で、 「普通の人間」であるはずの少女が「異形の存在」とみなされながらも、 世界に依存しない「自分自身」を手に入れようとする物語に、 心血を注ぎました。 最初に出版されてから、 実に20年もの時を経て、 再び自分の原点ともいえる作品が新たに生まれ変わる瞬間に立ち会えることの幸福に感謝しております。 とともに、 ぜひ多くの方々にアニメ「ばいばい、 アース」を御覧頂き、 ご愛顧を頂けますよう念願しております。

<株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントについて>

ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントは、 SPEの日本支社として、 日本における映画、 ディストリビューション、 ネットワーク、 インターナショナルプロダクションズの事業を展開しています。 SPEが製作する映画、 テレビ番組等のオリジナルコンテンツに加え、 国内外から買い付けた作品も幅広く提供しています。 また、 ソニーグループ企業として、 ソニーグループの持つさまざまなテクノロジーやコンテンツ、 サービス、 グローバルなネットワークを背景に、 あらゆるメディアやチャンネルを通じて、 皆さまに感動をもたらし、 好奇心を刺激する映像コンテンツをお届けします。 https://www.sonypictures.jp/

<Crunchyroll, LLCについて>

Crunchyroll, LLC(クランチロール)は、 日本国外200以上の国と地域でアニメやマンガを提供しています。 広告モデルによる無料配信のほか有料配信、 イベント、 劇場版アニメ、 ゲーム、 グッズ、 マンガ出版を通してアニメコミュニティを創出しています。 世界のアニメファンは、 クランチロールを通して、 正規にライセンスされた世界最大級のアニメコレクションに複数の言語でアクセスできます。 最新の人気作品は、 日本の放送直後にサイマル配信されています。 クランチロールのアプリは、 全てのゲーム機を含む15以上のプラットフォームで利用できます。 クランチロールは、 SPEおよび株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント傘下、 株式会社アニプレックスによる合弁会社です。

©冲方丁『ばいばい、 アースI 理由の少女』(角川文庫 刊)

<冲方 丁プロフィール>
1977年岐阜県生まれ。 1996年、 「黒い季節」で第1回スニーカー大賞金賞を受賞してデビュー。 2003年、 「マルドゥック・スクランブル」で第24回日本SF大賞受賞。 2009年刊行の「天地明察」で第31回吉川英治文学新人賞、 第7回本屋大賞、 2011年度大学読書人大賞、 第7回北東文芸賞、 第4回舟橋聖一文学賞を受賞。 2012年、 「光圀伝」で第3回山田風太郎賞を受賞。 近著として「戦の国」「マルドゥック・アノニマス」「麒麟児」「アクティベイター」「月と日の后」「剣樹抄」シリーズなどがある。

<原作「ばいばい、 アースI 理由の少女」あらすじ>
地には花、 空に聖星(アース)、 人々は猫や蛙、 鼠などさまざまな動物のかたちを纏(まと)う。 この世界に、 ラブラック=ベルはたったひとり、 異形のものとして生まれた。 牙も毛皮もない”のっぺらぼう”の彼女は、 自分と同じ存在を探す旅に出る。 放浪者の資格を購(あがな)うため、 剣士となって<都市>と<外>との戦いに臨むベル。 そこで彼女を待っていたのは――。 異能の世界構築者冲方 丁、 最初期の傑作。

《番組情報》
■タイトル :WOWOWオリジナルアニメ「ばいばい、 アース」
■原作 :冲方 丁 「ばいばい、 アース」(角川文庫 刊)
■ジャンル :アクションファンタジー (TVアニメシリーズ )
■URL : https://www.wowow.co.jp/info/info.php?info_id=8269&which=0